芽室病院が在宅診療を強化 旭医大と連携 地域ケア構築


【芽室】公立芽室病院は旭川医科大学と連携し、高齢者らを対象とした在宅診療を強化する。旭医大から専門医の派遣を受けるほか、看護師教育などの支援を受ける方向で協議を進めている。開始の時期や詳細は今後詰める。医療と介護の両面から高齢者の生活を支える「地域包括ケアシステム」の構築を進めることで、病院の利用増を目指す。町が5日の町議会厚生文教委員会で明らかにした。旭医大は総合診療を担う医師を派遣するほか、看護学科の教員が芽室へ来て同病院の看護師に在宅看護学などを教える。また訪問看護に有用な遠隔医療のシステム導入も支援する。同病院は、厚生労働省が昨年9月に公表した再編統合の議論が必要な病院に含まれており、利用増が課題となっている。これまでは急性期の医療を中心に行ってきたが、リハビリや在宅医療を求める高齢者らが増えていることから、本年度の行動計画に「在宅療養支援の強化」や「医療・介護の連携強化」などを盛り込んだ。

関連記事

ページ上部へ戻る