ドライブスルーでオンライン診察も 「外来・検査センター」7日、三条に開設


新型コロナウイルスの感染者が再び増加している中、感染の有無を調べるPCR検査に加え、ドライブスルー方式でオンライン診察を行う「県央地域外来・検査センター」が7日、新潟県三条市の県央医師会応急診療所の敷地内に開設される。今年7月に燕市内に設置した県央地域PCR検査センターを移転し、機能を拡充する。 県が整備し、4医師会で開設している同応急診療所が運営する。開設時間は平日午後の2時間程度。当初は1日10人程度だが、軌道に乗れば1日最大15人の対応が可能という。 対象者は三条、燕、加茂、見附の4市と田上町、弥彦村の6市町村の医療機関をあらかじめ受診し、医師からの紹介を受けた患者。 患者は受付ボックスで渡される専用スマートフォンを使い、車に乗ったまま、診察ブースにいる医師からオンラインで診察を受ける仕組み。その後、検査ブースに移動し、鼻の奥の粘液を採取するPCR検査や、必要に応じてインフルエンザの検査を受ける。 3日に開所式があり、検査の流れを確認するデモンストレーションが行われた。診察ブースでは水野春芳・三条市医師会長がタブレット越しに「いつから、どのように具合が悪いのか」「この2週間以内に他の地域へ出掛けたか」などと問い掛けた。 4日から予約を受け付け、7日から業務を始める。開設期間は来年3月末までの予定。三条保健所の武藤謙介所長は「冬場を見据え、検体採取だけでなく、診察や処方までできる体制ができたことは大きい」と話した。

関連記事

ページ上部へ戻る