正しい知識学ぶ 認知症サポーター養成講座 菊川


認知症について正しく知り、支える人材を増やすための認知症サポーター養成講座が、菊川市総合保健福祉センター・プラザけやきで開かれ、十人が受講して症状や接し方、予防の有効性を学んだ。 (河野貴子)研修を積んだキャラバンメイトが経験を交えながら講話。経験したこと自体を忘れる記憶障害や、時間、場所が分からなくなる見当識障害をはじめ、片付けができず部屋が汚れ、物を盗まれたと思い込む妄想が出ることもあると説明した。正常と認知症のグレーゾーン「軽度認知障害(MCI)」についても解説した。「日常生活はできるが銀行口座の暗証番号を忘れたり料理が苦手になったりする」「必ずしも認知症に進行するのではない。前日の日記を付け、新しい料理に挑戦するといった訓練が有効。早く気付くほど、さまざまな対策ができる」と、早期受診を呼び掛けた。ごはんを炊く際の手順を絵にしたカードを並べ、MCIの人が迷いそうな事柄を想像し、手助けの方法を考えた。超高齢化社会を迎え、地域ぐるみで高齢者を支えようと市が開いた。次回は十一月に開催する。関連キーワード

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