障害者雇用の優良事業所を表彰 ニューリード(唐津市)が厚労大臣表彰


厚生労働省は8月31日、「障害者雇用優良事業所等厚生労働大臣表彰」の受賞者を発表した。積極的に障害者を雇用し環境を整備している事業所として佐賀県内からは高級婦人服縫製の「ニューリード」(唐津市)が選ばれた。9月の障害者雇用支援月間に合わせ、事業者の障害者雇用への関心と理解を深めることなどを目的に毎年実施し、今回は「スターバックスコーヒージャパン」(東京都)など19社が選ばれた。ニューリードは現在、10人の障害者を雇用している。高齢・障害・求職者雇用支援機構佐賀支部によると、縫製や裁断などの専門性の高い職種で長年働いている障害者が多く、県内トップクラスの雇用率を維持しているという。9月15日に東京で表彰式が開かれる。1日は県庁で県内関係の表彰式があり、県知事表彰には医療法人「啓心会」(鳥栖市)と、食肉加工の「トリゼン食鳥肉協同組合」(唐津市)の宮崎正裕さん(60)が選ばれた。啓心会では現在、5人の障害者が働いている。エレベーターの使用を認めたり、通常の休憩時間以外に短時間の休息時間を設けたりするなど、障害に応じて配慮し、各職場の責任者や他の従業員への啓発にも力を入れている。田中厚一本部長は「地道に継続してきたことを評価してもらい、ありがたい」と喜んだ。(大橋諒)その他の表彰企業は次の通り。【高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞】障害者雇用優良事業所 鳥栖NOK(三養基郡みやき町)医療法人社団敬愛会(佐賀市)まいづる百貨店(唐津市)

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