福山にドラッグストア新店続々 地元・九州勢、感染対策品で商機


福山市内でドラッグストアの開業が相次いでいる。地場企業に加え、九州地方のチェーン店が出店攻勢を掛ける。新型コロナウイルスの影響で、マスクや消毒液など感染対策の商品のニーズは増す中、さらに顧客の奪い合いが激しくなっている。ププレひまわり(福山市西新涯町)は、今月13日に閉店した木之庄店(木之庄町)を、10月3日に近くのスーパー跡地に新築、移転する。同5日にエステサロン、11月には調剤薬局を併設。売り場面積を広げ、品ぞろえを充実させて集客力を高める。九州勢も店舗網を拡大している。コスモス薬品(福岡市)は今月26日、市内12店目の神辺店(神辺町新湯野)を開業する。来年春には、明神町への出店も計画する。ダイレックス(佐賀市)が7月にオープンした多治米店(多治米町)は、ププレひまわりの店舗のすぐ隣だ。ドラッグストア各社は衛生用品に加え、食品も取り扱う。中国経済産業局によると、中国地方の7月のドラッグストアの販売額(速報)は335億3500万円で、前年同月に比べて5・8%増えている。(榎本直樹)【関連記事】

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