秋田市、コロナ検体採取の臨時診療所を公開


秋田市は25日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、設置した臨時診療所を報道陣に公開した。PCR検査の検体採取に特化し、帰国者・接触者外来に従事する医療従事者の負担を軽減する。ドライブスルー方式で患者自らが車から降りずに唾液を採取する。市保健所敷地内に仮設の建物を置き、19日に開設した。診療対象者は軽症者・濃厚接触者で保健所が判断する。市医師会から派遣された医師、看護師が携帯電話を通じて現在の症状などを聞き取る。患者は車の中で専用の容器に唾液を取り、医師に渡す。事前予約制で週2回2時間ずつ開ける。1日当たり最大8人を受け入れる。12月26日まで開設する予定で感染者数の状況次第で延長する。人件費などに1770万円を充てる。秋田県によると、8月17~23日のPCR検査実施件数は133件。初めてのクラスター(感染者集団)が発生した8月3~9日(238件)より減ったものの、高い水準が続いている。

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