[福岡]光触媒、屋内でも除菌効果 九工大チーム開発


九州工業大の横野(おうの)照尚教授の研究チームが中間市役所を訪れ、チームが開発した「高性能化光触媒」を活用した除菌・防臭剤を、庁舎の洗面所などに吹き付けた。横野教授は「屋内で使える光触媒で安全安心な生活に貢献したい」としている。光触媒は、紫外線を受けて化学反応し、空気中のウイルスや付着した菌などを分解除去するという。太陽光の当たる外壁などに活用することが多かった。横野教授らは屋内の蛍光灯や発光ダイオード(LED)などの光でも、従来の技術の数倍の効果があり、スプレーで塗布する技術を確立し、初めての商品化に成功したという。4月27日、庁舎1階と市保健センターの洗面所の壁や床に、スプレーで光触媒を塗布した。今後は、チームで定期的に効果を調査することにしている。

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