【長野】県が「感染症対策県民手帳」作成、全戸配布へ


県は新型コロナウイルス感染症の特徴や感染防止策を紹介し、個人の行動や体調も記録できる「感染症対策県民手帳」を約百万部作成した。県感染症対策専門家懇談会委員を務める医師や看護師らが監修。八月以降、市町村を通じて全戸配布し、県民に感染の再拡大に備えてもらう。手帳はA5判四十四ページでフルカラー。近距離での会話や三密を避けるといった感染対策を掲載し、感染が疑われる症状が出た場合の対応や経営に影響を受けた事業者に対する支援制度の窓口も紹介している。体調や訪問先、会った人を日ごとに記録できるページも九カ月分設け、保健所がすぐに濃厚接触者を把握できるようにし、クラスター(感染者集団)の発生防止につなげる。県営業局の担当者は「全戸配布で情報機器に不慣れな人にも対策が伝わる」と話す。手帳は近く市町村庁舎やコンビニなどでも無料配布する。手帳に関係する各種データは県ホームページでも公開している。 (渡辺陽太郎)関連キーワード

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