浜松修学舎高に看護科5年一貫制 静岡県内初、22年度新設


浜松修学舎高(浜松市中区)が2022年度から、5年一貫制の看護科を設置する計画を進めている。実現すれば県内初。看護師を志す生徒の進路として新たな選択肢を提供し、地域医療の担い手育成を目指す。

 看護科は1学年の定員70人の予定。
 通常の高校生活に当たる入学後3年間は、普通教科と看護の基礎科目を履修し、後半2年間の専攻科では医療機関などでの実習などを増やしながら、より専門的な知識を学ぶ。通常の高校卒業資格に加え、看護師の国家試験の受験資格を得られる。
 同校によると、5年一貫制の看護科は一般の高校卒業後に四年制大学などへ進学して看護師を目指すより早く資格の取得が可能で、早い段階から看護師を進路に決めている生徒に適している。同校では普通教科にも看護の仕事で役立つ要素を取り入れるなど、5年一貫制ならではのカリキュラムを構想する。校内で所定の実習などを行えるように校舎の改修も進める。今後、文部科学省から指定を得られれば正式に設置が決まる。
 近年は医療機関だけでなく、高齢者施設でも需要が増えるなど看護師の活躍の場は増えている。木俣安弘理事長は「地域で活躍できる人材の育成につなげていきたい」と話す。
 静岡県内では五つの大学の看護系学部や学科、公・私立の専門学校などで学ぶこともできる。21年度には東都大が沼津市に看護学科の開設を予定。

 <メモ>看護師を目指すには、5年一貫制看護教育のほか、高校卒業後に看護系の四年制大学や短期大学、専門学校に入学するなど複数の選択肢がある。5年一貫制は2002年度に導入された。文部科学省産業教育振興室によると、20年4月時点で全国79校が設置しているという。

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