外来患者「減少」9割超 開業医調査


新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療機関への影響について、県保険医協会が県内の開業医に行ったアンケートで、回答者の九割超が五月は前年同期に比べて「外来患者が減った」と答えた。四月と同じく、感染警戒による受診控えが続いている。アンケートは六月十九〜三十日に実施し、開業医五千二百二十三人中、千二十九人が回答した。五月に外来患者が減少したという回答は93・3%で、減少割合が三割を超えた医療機関は全体の26・1%(四月分から3・5ポイント減)だった。特に、子どもの受診控えが加速しており、耳鼻咽喉科と小児科で減少割合が三割を超えた医療機関がいずれも八割を上回った。協会の日下紀生(くさかのりお)事務局次長は「経営圧迫を懸念する声が目立つようになった。小規模の開業医にとっては閉院も視野に入るほどの切迫した状況」と説明した。 (西田直晃)関連キーワード

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