マクドナルドで献血を 自粛で会場不足、ファストに対応


マクドナルドで献血はいかが――。徳島県阿南市日開野町のマクドナルド徳島阿南店で14日、徳島県赤十字血液センターが献血を実施した。新型コロナウイルスの影響で、企業などの献血バスの受け入れキャンセルが相次ぐ中、店側がスペースを提供した。休止中の飲食スペースの一角に受付を設置。献血協力者は店内で体温測定や問診を済ませ、駐車場の献血バスで採血を受けた。同センターによると、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が増えたことなどから、企業などの献血バスの受け入れの延期やキャンセルが相次いでいる。5月の実績は採血計画の9割程度にとどまっているという。こうした状況に、県内でマクドナルド13店を運営するサンフォートが協力を申し出た。山城真一社長は「店には多くのお客様が来るので献血に参加しやすいのでは。15日の店内飲食再開後も、協力したい」。血液センターの末岐祥子献血推進課長は「こうした提案は初めて。非常にありがたい」と話した。(伊藤稔)

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