スポーツ再開、子ども支援 薬剤師ら3人、島田で「S塾」開始 けが、感染予防を指導


新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛が続いた子どもたちのスポーツ活動再開をサポートしようと、島田市など県中部地域の薬剤師と管理栄養士、柔道整復師の有志が医療知識を基に、けが防止や感染症対策を指導する「S塾」を開始した。21日には活動第1弾として、島田市立六合東小でサッカースポーツ少年団を対象に講座を開いた。
 メンバーはみどりや薬局代表社員の清水雅之さん(同市)、管理栄養士の安嶋駿さん(焼津市)、柔道整復師でトレーナーとしても活動する杉本将さん(島田市)の3人。6月に活動を再開したばかりの同少年団のメンバーが、杉本さんの指導で柔軟性や筋力を測るフィジカルテストに挑戦した。清水さんはブラックライトを使って手洗いの仕方を、安嶋さんは活動中の水分補給のポイントや熱中症予防ドリンクの作り方などを紹介した。
 同小6年の男子児童は「筋力テストはとても疲れたが、仲間と一緒に久しぶりにサッカーができて楽しい」と充実した表情。清水さんは「新型コロナの影響で活動に不安を持つ保護者や指導者も多い。それぞれの専門知識を生かし、子どもたちが楽しくスポーツに打ち込む環境を整えたい」と話した。

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