重症センターに呼吸管理経験ある看護師を派遣へ…阪大病院


大阪府が15日に運用を始める新型コロナウイルスの重症患者用病棟「大阪コロナ重症センター」に、大阪大病院は、集中治療室(ICU)などでの勤務経験がある看護師十数人を派遣することを決めた。22日頃から順次勤務する予定で、即戦力として期待される。重症センターはプレハブ病棟で、大阪市住吉区の大阪急性期・総合医療センター内に整備された。集中治療棟や管理棟など計7棟あり、全ての病床に人工呼吸器を備える。全30床を稼働するには約130人の看護師が必要で、阪大病院が呼吸管理の経験がある看護師を対象に志願者を募集したところ、十数人が応じたという。通常診療に影響のない範囲で派遣者を調整する。重症センターの看護師は11月末時点で80人不足していたが、阪大病院からの派遣決定などもあり、確保のめどが立った。越村利恵・看護部長は「日常的に人工呼吸器をつけた患者に対応している看護師が数多くそろっている。これまで培ってきた経験を生かせれば」と話している。

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