在宅での緩和ケアについて考える「日本在宅ホスピス協会全国大会in宇都宮」が12月5、6の両日、宇都宮市の県総合文化センターで開かれる。さまざまな専門職が登壇し、末期がん患者の適切なケアや多職種連携などについて理解を深める。同会は、最期の時を自宅で過ごしたいと願う末期がん患者らが在宅でも十分な緩和ケアを受けられるよう、専門家同士のネットワークづくりやスタッフの育成などに取り組んでいる。全国大会は23回目で、本県での開催は初めて。大会は「自分らしく生きるために~広げよう!深めよう!地域緩和ケアの輪を~」がテーマ。初日は医師や看護師に加え、福祉用具や福祉タクシーといった幅広い専門職が現場での実践事例などを報告する。2日目は県民公開講座として、医療用麻薬についての解説や実際に服用経験のある医師の講演が行われる。