「保健師バンク」運用スタート 京都府、新型コロナ対応人材を確保へ


京都府は6日、新型コロナウイルス感染症対策に当たる専門人材を確保するため、「潜在保健師等人材バンク」の運用を開始した。登録者にはクラスター(感染者集団)発生などの緊急時に応援を求める。対象は原則、保健師などの資格を持つ府内在住の70歳以下で、感染者の行動歴を調べる積極的疫学調査などの業務を担ってもらう。健康相談に当たる人材として、保健師だけでなく看護師も登録できる。勤務地は京都市を除く府内7保健所。採用期間や勤務時間は現場の状況や登録者の事情を踏まえて調整する。当面はコロナ対応で運用するが、自然災害の発生時などにも活用し、恒久的な制度にするという。同日の会見で西脇隆俊知事は、育児や介護などで現場を離れている潜在保健師に向け「専門性を生かして活躍したい、との思いを持っている方にぜひとも協力いただきたい」と呼び掛けた。府ホームページに登録用の書類を掲載しており、メールかファクスで申し込む。問い合わせは府健康福祉部075(414)4618。

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