鶴岡市立荘内病院(鈴木聡院長)で6日、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)との連携協定に基づく「がん相談外来」がスタートした。荘内病院で治療中の患者とその家族を対象に、専門医がセカンドオピニオンを提供する。毎月第1金曜日に開き、国がん東病院の専門医が直接相談に応じる。院内のセカンドオピニオンとしての役割を担い、患者と家族は主治医・担当看護師に受診希望を伝えて、再診料のみで利用できる。家族同伴の受診が原則で、相談時間は1患者当たり30~60分。主治医が同席しての相談も可能で、より効果的な治療に向けて支援する。他病院の患者もかかりつけ医からの紹介などで荘内病院を受診後、利用できる。この日は院内で開始式が行われ、担当する国がん東病院の全田(ぜんだ)貞幹医師(46)は「診療方針を確認しながら足りない部分を補完し、しっかり治療できるようサポートする」と話した。両病院は今年7月にがん医療に関する診療連携の協定を結んだ。>>山形新聞トップ >>県内ニュース >> 政治・行政