富山県、医療費の4~6月減少率4位 協会けんぽ調べ


全国健康保険協会(協会けんぽ)富山支部は1日、4~6月の1人あたりの医療費が前年同期比10.9%減の1万2540円だったと発表した。都道府県別の減少率では東京、神奈川、兵庫に次いで4番目に高かった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、受診を控える動きが広がったことが影響したとみられる。協会けんぽには主に中小企業が加盟している。富山支部の4~6月実績は「入院」が12.4%減の3599円、調剤を含む「入院外」が10.9%減の7453円だった。入院外の受診率(1000人あたり件数)は19.7%減り、受診を控える患者が多かったことがうかがえる。1人あたりの医療費の減少率は福井県が全国7位、石川県が8位だった。大病院が新型コロナ治療の役割を担うなか、富山支部は「症状に応じて中小病院や診療所など医療機関を使い分けて受診してほしい」と呼びかけている。

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