「海馬」鍛えて認知症予防 聖隷クリストファー大生が講座


聖隷クリストファー大(浜松市北区三方原町)作業療法学科の学生が、認知症予防のため「海馬」を鍛える方法を教える講座が十四日、南区新橋町の新津協働センターであり、地域のお年寄りら二十五人が参加した。 (細谷真里)同学科の二、三年生五人が講師を務めた。講座の中で学生たちは、認知症を予防するには、さまざまな情報を一時的に保存し、覚えておくことと忘れることをふるいにかける機能を持つ脳の「海馬」を鍛えることが大事などと説明した。その後、海馬を鍛えるためのゲームを体験。A4判の紙に一つ好きな平仮名を書き、「食べ物」などのお題に沿って参加者同士で書いた平仮名を組み合わせるゲームでは、お互いに協力し合いながら「きなこ」「なす」などの単語を作るのを楽しむ姿が見られた。学生たちは「今回のゲームのように、周囲の人と交流したり単語を考えて脳を動かしたりするなど、脳に刺激を与えることが予防に有効です」と伝えた。南区の鳥居すみゑさん(80)は「楽しく仲間と接しながらトレーニングできたのが良かった。(今日学んだ)なぞなぞのような気軽にできる脳のトレーニングを、日頃から取り入れていけたら」と話した。関連キーワード

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