コロナ禍の認知症予防は… 静岡でセミナーやVR体験


SOMPOひまわり生命保険と静岡ガス保険サービスは世界アルツハイマーデーの21日、認知症を体験し予防法を知るイベントを静岡市駿河区の静岡ガスエネリアショールーム静岡で開いた。
 SOMPOホールディングスなどが主催するウェブセミナー「Withコロナ時代に求められる認知症の共生と予防」を上映した。国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの荒井秀典理事長は「社会参加をしていない独居者は活動自粛の影響が長引きやすい」とのデータを示しながら、感染制御と健康障害のバランスの重要性を強調した。「認知症の発症遅延と、新型コロナ重症化防止の方策は同じ」といい、生活習慣病予防や生活活動の維持を呼び掛けた。
 若年性アルツハイマー患者や支援者らを交えたパネル対談では、施設での面会禁止や利用休止、集いが開催できないなどの課題が報告され、はがきや電話、ファクスを活用した外部とのつながり方を紹介した。
 会場では、VRを使った認知症の疑似体験、脳の健康状態チェック、認知機能を確認するアプリを紹介するブースも設けられた。

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