離島や過疎地の医療「支えたい」 医学部の選抜生が誓い


今年4月、琉球大学医学部に地域枠選抜で入学した大学生17人が11日、沖縄県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、沖縄の地域医療の将来を担うための決意を語った。名護高出身の玉城明依さん(19)は「本島北部や離島、へき地は医師・施設不足が深刻で、私たちは医療過疎地に貢献する使命がある。仲間で支え合いながら貢献できる医師になるために頑張りたい」と抱負。謝花副知事は「地方で安心して暮らすためには医療の提供が極めて重要。皆さんへの期待が大きいことを再認識し、県のために頑張ってほしい」と激励した。地域枠選抜は、地域医療に従事する医師養成を目的として2009年度に開始。15年度から特別枠「離島・北部枠」が設定され、本年度は5人が入学した。学生は県の奨学金を受けて学び、将来離島・へき地の医療機関で一定期間、勤務すると返還が免除される。

関連記事

ページ上部へ戻る