千葉県、空き病床への補助増額 1日1万円上乗せ


千葉県は20日、医療機関が新型コロナウイルスの患者を受け入れるために確保した空きベッド(休床)に支給する補助金を増額すると発表した。現行の補助額に1日あたり1万円を上乗せする。感染者数が再び増加傾向にあり、必要な病床数が増えてきていることから、支援策を強化して、医療機関の負担軽減と迅速な病床の確保につなげる。院内感染を防ぐために確保した休床分に対して、上乗せ後の支給金額は、重点医療機関や感染の疑いがある患者を受け入れる医療機関は1日あたり1床6万2000円となる。その他の医療機関では重症・中等症用病床が5万1000円、それ以外は2万6000円。4月1日以降に発生した休床が対象で、集中治療室(ICU)は現行の補助額を維持する。森田健作知事は同日の記者会見で、「医療機関の財政負担を少しでも軽減させ、病床の確保を迅速かつ正確に進める」と狙いを説明した。財源には国の臨時交付金を充てる方針で、9月定例県議会に補正予算案を提出する。

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