オンラインで「セカンドオピニオン外来」横浜市大


横浜市立大学は21日、大学付属の市民総合医療センターでオンライン診療システムを用いたセカンドオピニオンを始めた。カメラやマイクがついたスマートフォンなどを用いて、主治医以外の医師の見解を在宅で受けることができるのが特徴だ。通院の負担軽減や、通院に伴う感染症へのリスク低減などにつなげる。「オンラインセカンドオピニオン外来」をオンライン診療システムを手掛けるメドレーのシステム「CLINICS」を使って始めた。利用者は電話で予約し、資料の事前送付などを済ませた上でオンラインで受診する。同大によると神奈川県内の病院で初の取り組みで、厚労省の指針改定を受けて導入した。横浜市大によると、患者側は体が不自由などの場合でも受診しやすく、自宅でリラックスして受診できるのも特徴だ。病院側も遠方の患者や他院に入院中の人を受け入れられたり、院内感染リスクを抑えられたりするメリットがあるという。泌尿器・腎移植科、炎症性腸疾患センター内科、歯科・口腔(こうくう)外科・矯正歯科の3科で始めており、順次拡大する方針だ。

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