名張市は二十日、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる市PCR検査センターを開設する。地元のかかりつけ医を通じた完全予約制とし、月、木曜の午後一時半〜二時半。国からの通知に基づき場所は非公表で、十七日に事前の模擬訓練を実施した。訓練には市の看護師や伊賀保健所職員ら十五人が参加。検査はドライブスルー方式で、車に乗ったままの患者役を駐車場内で誘導して行う。市の職員が車の窓越しに氏名と予約内容を確認して看護師に引き継ぐと、看護師は患者役の体調を尋ね、窓の隙間から透明な検体採取容器を手渡した。患者役に自ら唾液を入れた容器に青色のふたをしてもらい、ポリ袋で受け取った。できる限り窓を閉めたまま聞き取りができるよう、携帯電話での通話も試した。 (帯田祥尚)関連キーワード
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