地震や台風など大規模な自然災害の発生時に、新型コロナウイルス対策を踏まえた避難所の運営に向け、伊東市は、市内の東小体育館で市職員を対象にした訓練をした。　（杉本三佐夫）市危機管理部の職員や保健師ら五十人が参加。体育館の入り口に設けた受付で、保健師が避難者役の職員に対し、手指の消毒を促して検温した後で問診。体調に問題のなかった人を一般スペースに、体調不良者には専用スペースへと分けて誘導した。また、避難者同士の間隔をより広く確保できるよう、従来の市役所やコミュニティセンターなど一部の避難所を小中学校や市民体育館に変更することが確認され、三密の回避やトイレ使用時の衛生管理の徹底なども図られた。避難所には多くの人が訪れてウイルス感染拡大のリスクが高まるため、これまでの運営マニュアルを見直して市職員に対策の徹底を促し、早急に体制整備を整えようと初開催した。関連キーワード

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