脳卒中患者向けに「オンライン当事者会」 支援団体が参加者募集 長崎


リハビリ支援などを手掛ける一般社団法人「動きのコツ協会」長崎支部(牧野真也支部長)は、新型コロナウイルス感染予防のため外出を控えている脳卒中患者向けに、オンライン当事者会を開催している。主に県内在住者が参加し、世間話や体操を交えながら悩みや苦労を共有し合う。参加者を募集している。同協会によると、脳卒中患者は高血圧や糖尿病などの基礎疾患を抱える人が多く、新型コロナ感染症が重症化しやすいとされる。県内では以前、2カ月に1回患者が集まって当事者会を開いていたが、新型コロナ流行で中止に。自宅から出られず気分が落ち込む「コロナうつ」などを防ごうと、同協会は5月、ビデオ会議システムを活用した当事者会を始めた。今月8日には諫早市や佐世保市、関西などに暮らす患者6人が、牧野さんら支援者を交えてオンラインで会話を楽しんだ。「子どもの頃の思い出」や「自慢話」などを一人一人が発表。「最近あった良いこと」のテーマでは、リハビリで体を動かせる範囲が広がったことを報告する人もいた。牧野さんは「参加前には不安がっていた人も、終わるころには笑顔になる。前向きに生きるパワーを得てもらえれば」と話す。次回は9月19日午後2時~3時半。参加費1100円(初回無料)。問い合わせは牧野さん(電050.3697.8652、メールアドレスkotsu.nagasaki@gmail.com)。

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