新型コロナウイルスの再度の感染拡大に備え、郡山市は秋にも、検査拡充のため市内2カ所に「PCRセンター」を開設する。センターは診察を行わず、PCR検査の検体採取のみを行う施設で、南東北第二病院と星総合病院の2カ所に設置する方向で調整している。市は、南東北第二病院に市発熱外来診療所を設けている。今後は星総合病院にも外来診療所を開設することになっており、PCRセンターと合わせた2外来・2センター態勢で、1日当たりの検査件数は現在の3倍の約260件となる見込み。市によると、現在はPCR検査の設備がないかかりつけ医を受診した場合、検査を受けるためには市発熱外来診療所や帰国者・接触者外来で再び診断を受ける必要があった。センター開設後は、かかりつけ医が直接センターに検査を依頼することができるため、受診から検査まで円滑に進む効果が期待されるという。