患者がカルテ閲覧 9割「理解増した」 群大病院


群馬大医学部附属病院(前橋市)の入院患者が病棟のパソコンで自分の診療録(カルテ)を見られるシステムについて、本格稼働した2019年度は141件の利用があり、利用者の9割が病気への理解が深まったと感じていることが病院のアンケートで分かった。全国でも導入例が少ない試みといい、同病院は引き続き閲覧の利便性向上などに取り組む。 同病院は手術死問題を受けた改革の一環として患者が情報にアクセスし、医療に参加しやすい仕組みづくりに力を入れている。カルテ共有は全国で亀田総合病院(千葉県鴨川市)など一部の医療機関でしか行われていないという。

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