「ロボットアーム」手術支援システム導入 国見・藤田総合病院


国見町の公立藤田総合病院は15日までに、ロボットアームで手術を支援する医療作業システム「Mako(メイコー)システム」を導入し、人工股関節の全置換手術を始めた。病院によると、同システムの導入は東北で初めて。従来の手法よりも手術時間を30~40分ほど短縮できるほか、使用する器具も少ないため医師らの負担軽減にもつながるという。病院はすでに導入したシステムによる手術を3例行っており、いずれの患者も術後の経過は良好という。人工膝関節全置換手術も可能で、8月ごろからの実施を計画している。同システムはカメラやモニターのほか、手術機器が付いたロボットアーム、治療計画などのデータ管理機器が一体となっている。医師はナビゲーションに従って施術できるという。施術計画から外れた範囲の骨を削ろうとすると自動で作業が止まるため、正確な手術につながるという。菊池一郎副院長は「正確な手術を安定して行えるシステム。患者への安心にもつながる」と話した。

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