5月12日は「看護の日」、その日を含む日曜日から土曜日までが「看護週間」です。「看護の日・看護週間」は、看護の心、ケアの心、助け合いの心の認知・普及のため、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定されました。
公益社団法人 日本看護協会(所在地:東京都渋谷区/会長:福井トシ子、会員:76万人)は、「看護の日」に際して、拡大が広がるコロナウイルス感染症の第一線で感染防止や感染者のケアにあたる看護職と、活動自粛などで不自由な生活を余儀なくされている国民の皆さまに向けて、コメントを公表します。
今だからこそ「看護の心」「ケアの心」を
公益社団法人日本看護協会 会長 福井トシ子
「看護の心をみんなの心に」これは30年前に「看護の日・看護週間」が制定されたときからのメインテーマです。 新型コロナウイルス感染症対策で、国全体が、先の見通しのつかない不安から、様々なストレスを抱えています。そして、ご自分の不安や怒りを誰かにぶつけたくなる時も多々あるかと思います。でも、そんな今だからこそ、一人一人が看護の基本である「看護の心」「思いやり」「ケアの心」を持ち、互いを思いやれる生活ができることが、とても大切なことです。 看護の心をもつプロフェッショナルが、看護職です。自分の不安や、思うようにケアができないジレンマと闘いながらも、看護の力と笑顔をもって、それぞれの現場で日々戦っています。 ぜひ、国民の皆さまには、本日が看護職に思いを寄せていただく一日になることを願います
■日本看護協会 概要
名称 : 公益社団法人 日本看護協会(会長:福井トシ子)
URL : https://www.nurse.or.jp/
在所地 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-8-2
概 要:看護職(保健師・助産師・看護師・准看護師)の資格を持つ個人が自主的に加入し運営する、日本最大の看護職能団体。47都道府県看護協会(法人会員)と連携して活動する全国組織で、現在約76万人の看護職が加入中。個人の力だけでは解決できない看護を取り巻く課題を組織の力で解決し、看護を発展させ社会貢献する公益社団法人。
日本看護協会の新型コロナウイルス感染症に関する主な取り組み
■新型コロナウイルス感染症に関する看護職の相談窓口
保険医療福祉の最前線で感染予防やケアにあたる看護職を対象に、本会WEBサイト上のフォームから相談を受け付けています。感染管理や働き方、メンタルヘルスを含めた総合的な窓口として活用いただけます。相談には、専門的な知識を持つ専門看護師や認定看護師、社会保険労務士などが対応します。
対 象: 看護職(会員・非会員を問わず)
相談方法: 日本看護協会WEBサイト内のフォームから受け付け
相談区分: ①感染管理②働き方③メンタルヘルス④ご意見・ご要望
URL : https://www.nurse.or.jp/nursing/practice/covid_19/#help_desk
■看護職の方で現在、就業していない皆さまへ(復職のお願い)
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、医療機関・介護施設等で看護職の就業が求められています。さまざまな場所で看護が必要とされており、病院はもとより、保育所や学童保育、小中学校、新型コロナウイルス感染症に関する電話相談などでも就業が求められています。 日本看護協会では、看護職の方で現在、就業していない皆さまに向けて、都道府県看護協会と連携して、都道府県ナースセンターを通じて、復職に向けた支援を行っています。
■ハッシュタグキャンペーン「#NursingNow_いま私にできること」
新型コロナウイルスという未知のウイルスと戦い、日本の医療を救うためには、国民の皆さまが感染しないこと、これが看護職を含む医療・介護従事者には何よりのエールです。 感染しないためにの自身の取り組みや、最前線で働く看護職へのエールを、ハッシュタグ「#NursingNow_いま私にできること」を付けてTwitterで発信し、日本の医療を救いましょう。