東京・江戸川区に「コロナ5課」…医療調整・接種計画作成に迅速対応


東京都江戸川区は1日、区健康部に新型コロナウイルス感染症対策を担当する5課を新設した。新たな課には同部内の職員を兼務させるため、人員増にはならないが、役割分担を明確化させるのが目的だという。新設されたのは、医師の資格を持った職員を配属する「新型コロナウイルス感染症医療調整担当課」、ワクチンができた場合に接種計画を立てる「同予防接種担当課」、PCR検査の検体を搬送したり採取したりする「同検査管理担当課」など。区によると、これまで新型コロナ関連の業務は、保健予防課の感染症対策係で担ってきた。しかし、感染拡大に伴い、同係だけで対応することが難しい場合には、他の部署から応援を得ながら対応してきたという。区健康部に5課を新設し、同部内であらかじめ担当を決めることで、迅速に対応できるようにする。区の担当者は「秋以降も先が見えない状態は続く。組織改正によって、部全体で対応することにし、冬に備えたい」と話している。

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