安心して受診を 感染防止策講じた病院に「安心マーク」 日本医師会


日本医師会は8月から、新型コロナウイルスの院内感染防止策を十分講じた医療機関であることを示す「みんなで安心マーク」の発行を始めた。感染症の流行下でも、患者に安心して受診してもらうよう促す狙いがある。2月以降、院内感染を恐れた患者の受診控えが相次ぐことを受けての取り組み。日医は「病気の早期発見に支障をきたし、国民の健康に深刻な影響を与えかねない」として導入を決めた。希望する医療機関は日医のウェブサイトで登録。感染症対策で、職員に朝夕の検温を実施▽発熱患者の診察は時間や空間を分ける▽患者間の距離を保つ――など9項目のチェックリストをすべて満たせば、ウェブサイトからマークを取得して、施設内に掲示できる。日医によると、12日現在、846件の安心マークを発行している。【原田啓之】

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