【コロナ禍の中で】防護具 着脱が大変 看護師や介護士が訓練 金沢「陽風園」で


福祉施設での新型コロナウイルス感染対策に役立ててもらおうと、金沢市立病院などは11日、同市三口新町の社会福祉法人「陽風園」で、防護具の着脱の仕方を学ぶ講習会を開いた。同法人が運営する特別養護老人ホームや障害者支援施設などの介護士や看護師ら33人が、実際の防護具を用いて訓練した。(高橋雪花)講習会は、日常的に陽風園と連携している市立病院が呼び掛けて開催。六月の座学に続く二回目の今回は、市立病院と市保健所が施設でのクラスター(感染者集団)発生を想定した初期対応を取り上げた。市立病院の医師や看護師らでつくる「災害・感染対策チーム」が指導した。講座は前後半に分けて開かれ、前半は対策チームがガウンや手袋、医療用の「N95マスク」などの着用を実演しながら手順を説明。「ガウンからの露出をできるだけ避けるよう、首元をテープで補強します」などと注意を呼び掛けた。続いて四グループに分かれ、各グループの代表者が対策チームに教わりながら、防護具を脱ぎ着した。参加者からは「結構暑い」などの声が上がった。特別養護老人ホーム「第二万陽苑」の介護福祉士茜麻里さん(50)は「思っていたより着脱が大変で、着た瞬間に汗が出てきた。今後も皆で練習していきたい」と話した。関連キーワード

石川

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