<新型コロナ>胎児や新生児の感染…不安抱える妊婦、県が公費でPCR検査 来年3月まで受け付け


県は1日、新型コロナウイルス感染の不安を抱える妊婦を対象に、公費で分娩(ぶんべん)前にPCR検査を受けられる事業を始めたと発表した。来年3月まで受け付ける予定。同日の定例会見で大野元裕知事は「(妊婦)自身や胎児、新生児の感染に不安を抱える方が少なくないと思う。分娩の直前に、症状がないとしても検査をしていただくことで、しっかりと分娩できるような体制を構築できるよう環境を整える必要がある」と述べ、かかりつけ医への相談を呼び掛けた。新生児が生まれる医療機関にも感染の不安の声があることから検査を実施することにした。濃厚接触やウイルス感染を疑う症状がなく、検査を希望する妊婦が対象。県が委託した分娩や妊婦検診を行う県内産婦人科医療機関で行う。PCR検査は1人1回のみ。希望する人はかかりつけ医療機関に実施方法や時期について相談し、事前説明を受けた人が検査を申し込み、分娩予定日の2週間前を目安に実施する。

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