高齢者施設の感染防げ 静岡・葵区で研修会、医師が対応解説


静岡市などは2日、高齢者福祉施設の関係者が新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ策を学ぶ研修会を、葵区の城東保健福祉エリアで開いた。市内35施設の37人が、医師から感染拡大防止のための対応を学び、理解を深めた。
 市立静岡病院感染管理室副室長の佐野武尚医師らが講師を務めた。佐野医師は、感染拡大防止には発熱や感冒症状など体調不良の入居者を毎日把握することや、職場での3密回避、集団でのリハビリや食事の回避が重要だと指摘。施設入居者から感染が疑われる人が出た場合は「大部屋はカーテンで隔離して飛沫(ひまつ)、接触感染への対策を徹底して」などと施設の状況にあった対応を求めた。
 佐野医師はマスクの重要性や、感染が疑われる人が発生した場合、どのように施設内を区分けするのが有効かを説明した。参加者からは「布マスクでも濃厚接触者にならないために効果はあるのか」などの質問が出た。

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