福山市民病院の本館建て替えへ 市長方針、小児救急拠点担う


福山市は11日、福山市民病院(蔵王町)の本館の建て替えに着手すると発表した。府中市、広島県神石高原町を含む3市町の2次保健医療圏の中核機能を高め、小児救急医療の拠点を担うのが主な狙い。枝広直幹市長が、市長選の再選を受けた記者会見で明らかにした。子どもがものづくりなどを体験できる「子ども未来館」(仮称)の整備にも意欲を示した。市によると、同病院の本館は地下1階、地上7階建て延べ約2万平方メートル。小児科などの診療科や病棟(192床)が入る。1977年の建築から40年が過ぎ、七つある手術室や病室が手狭との声があった。計画では、今後4年間で設計などを終え、現地で建て替える。規模や完成時期、事業費は未定。建て替えは、県の「小児救急医療拠点病院」の指定に向けた取り組みの一環となる。同病院は4月に小児外科を新設しており、今後、小児科の常勤医8人を9人に増やす。枝広市長は、この日の記者会見で「子育てにやさしい福山市として、医療の面でも万全の体制を整える。備後圏域の安心な医療体制づくりにも貢献したい。周産期医療の拠点機能も果たす」と述べた。また、枝広市長は市民から強い要望があるとして、子ども未来館(仮称)を整備する方針も示した。施設の具体的な中身は、他の類似施設も参考に検討するとした上で「福山市はものづくりの街。子どもたちがデジタル社会の新たな技術にも触れて感覚を磨く場にもしたい」と説明した。場所はJR福山駅周辺を想定している。(門戸隆彦)

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