唾液で1日100検体のPCR検査 OIST、実施体制整う


【恩納】沖縄科学技術大学院大学(OIST)は16日までに、唾液を検体に使って新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を実施する体制が整ったと発表した。鼻の奥の粘液を採取する方法よりも安全で簡単に検査できるのが利点。厚労省は6月2日に同検査の実施を認め、公的医療保険の適用対象にした。検査はOISTの施設内で専用の検査キットを使い実施する。1日最大100検体を想定し、結果が出るまでに1日かかる。今後、人員や機器の補充でさらに検査数を増やすことも可能という。研究チームのメアリー・コリンズ博士は「県と協力して臨床検体の検査センターの役割を担いたい」とコメントした。

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