【新型コロナ】県、クラスター対策班要請 経路特定へ厚労省に


徳島県は9日、石井町の男女3人が新型コロナウイルスに感染したのを受け、厚生労働省にクラスター(感染者集団)対策班の派遣を要請した。現段階でクラスターは発生していないものの、感染経路を特定できていないため。より専門的な知見を生かして調査を進めるとともに、クラスターの発生防止策について助言を受ける。対策班は感染症の研究者らで構成。地域に出向いて感染状況を把握し、データを分析するなどして、感染経路の特定や感染拡大を抑える対策について自治体にアドバイスする。県は感染者の20代女性介護士と、同居する10代男性、10代女性のきょうだいへの聞き取り調査を行っているが、判明している行動歴などから感染源を特定するまでには至っていない。8日に開いた県の専門家会議で対策班の派遣要請が提案され、要請を決めた。対策班には、3人に対する疫学調査や、20代女性が勤める小松島市のグループホームと10代男性が通う徳島文理大での現地調査などを行ってもらう方針。調査に当たる人数や期間などについて厚労省と調整している。

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