静岡県獣医師会と静岡県医師会の連携講演会「今、注目される動物由来感染症とその対策」が１４日、静岡市内で開かれた。東京農工大国際家畜感染症防疫研究教育センター長の水谷哲也教授が、ペットへの新型コロナウイルス感染状況などを解説した。
水谷教授は、香港やベルギーなどでのペットへの感染事例を詳しく紹介。犬や猫への感染が確認されている一方、犬や猫から人間に感染した事例は報告されていないとした。
重症急性呼吸器症候群（ＳＡＲＳ）や中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ）、新型コロナウイルスなどが相次いで発生しているとし「サイクルが短くなってきている。大きなウイルス感染症が毎年のようにやってくると考えた方がいい」と指摘した。
