国立がんセンター看護師2人が感染 患者59人も検査へ


国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)は28日、同病院の同じ病棟に勤務する女性看護師2人が新型コロナウイルスに感染していたことが27日にわかった、と発表した。同病院によると、20代の女性看護師は18日から、30代の女性看護師は21日から、においや味が感じられなくなり、それぞれ耳鼻咽喉(いんこう)科を受診。発熱や呼吸器症状はなく、26日まで勤務を続け、2人が申し出た。27日にウイルス検査を実施し、同日に陽性と確認された。同病院ではこの2人と、同じ病棟の看護師26人を自宅待機とする。また、26人の看護師と、病棟に入院する患者59人を対象にウイルス検査を行う。現時点で、発熱などがみられる人はいないという。同病院によると、2人の看護師に海外渡航歴などはない。2人は、嗅覚(きゅうかく)障害がみられたプロ野球・阪神タイガースの選手が新型コロナウイルスに感染した疑いがあるとのニュースを知り、検査を申し出たという。

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