アンジェスのワクチン、6月30日治験開始 大阪市長


大阪市の松井一郎市長は16日、大阪大学発のバイオ企業「アンジェス」が新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を6月30日から始めると明らかにした。まず大阪市立大学医学部付属病院の医療従事者を対象に行う。同社に協力する大阪大の森下竜一教授と同日面会し、報告を受けたという。松井氏は「着実にスケジュール通り動いている。一般の人に(ワクチンを)打てるのは来年の春から秋という報告を受けた」と述べた上で、「コロナを普通の風邪にするための対応を大阪府・市と医療関係者、アカデミー一致団結して臨んで戦っていきたい」と意気込んだ。府・市は4月、阪大や公立大学法人大阪、府立病院機構などと協定を結び、ワクチンや治療薬開発で連携している。

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