「頼られる看護師に」熊高看護科 生徒が宣誓式


和歌山県上富田町朝来の熊野高校は25日、近くの上富田文化会館で看護科専攻科1年生(36人)の宣誓式を行い、それぞれ目指す看護師像を発表した。同校では、専攻科1年生が専門的な病院実習に入る前に宣誓式を行っている。今年は、新型コロナウイルス感染を防止するため、来賓を迎えず、保護者だけが生徒の晴れ姿を見守った。式では会場の明かりを落とし、生徒たちは順番に舞台に上がり「日々、継続して学び、患者さまに頼られる看護師になりたい」「冷静に適切な判断ができ、患者さまに信頼される看護師になりたい」「思いやりと感謝の気持ちを大切にし、患者さまの心に寄り添える看護師になります」などと宣誓した。この後、看護の精神を受け継ぐため、純白のナイチンゲール像のそばのろうそくから自身のろうそくに火を移した。1年生を代表し、古居梨菜さん(19)が「初心を忘れることなく、日々努力していくことを誓います」と決意を述べた。入澤和彦校長は「コロナ禍で奮闘している医療関係者に敬意と感謝、そしてエールを送ります」と述べた上で、「皆さんは今の決意を育て続けてください。厳しいコロナ禍に立ち向かってください。そして、立派な看護師になってください」と激励した。1年生は、11月30日から12月11日まで田辺市と白浜町の病院で実習する。

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