【滋賀】キャンセル余剰ワクチン、医療従事者に接種 大津市


大津市は十三日、新型コロナウイルスのワクチン接種で当日にキャンセルが出た場合、余ったワクチンを会場にいる医療従事者に接種することにした。初日の十二日は直前にキャンセルが出て、貴重なワクチンを一人分廃棄していた。接種を巡っては、会場までの交通費を高齢者に負担させるという課題も浮かんだ。 (山村俊輔)十二日は当日午後に一人がキャンセル。ワクチンは注射器に入れてから六時間以内に打つ必要があり、廃棄した。十三日にも直前に一人がキャンセル。国が同日、ワクチンが余っても廃棄せず、柔軟に対応するよう呼び掛けたこともあり、市は会場の医療従事者に接種し、廃棄しなかった。接種対象者が増えればキャンセルも増える恐れがあるが、ワクチンは接種当日に会場で注射器に入れるため、前もってキャンセルが知らされていれば、注射器に入れずに保管できる。市は今後も、キャンセルで注射器に入れたワクチンが余れば、会場にいる医療従事者に接種する。市の担当者は「ワクチンを無駄なく接種できる」と歓迎するが、大量のキャンセルが直前に判明したり、予約した人が通知せずに欠席したりすれば、ワクチンが無駄になる恐れがある。自宅で暮らす八…関連キーワード

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