処方箋なしで病院薬が買える薬局、駅ナカに初出店


処方箋なしで医療用医薬品が買える薬局チェーンを展開するSD C(東京・渋谷)は、同社として初の駅ナカ店舗をJR西国分寺駅のホーム上に開業した。オンライン問診による待ち時間短縮も試行し、新型コロナで医療機関の受診を敬遠する人の需要も取り込む。病院や診療所で処方される医療用医薬品のうち約半数は、薬剤師が対面で少量販売などの条件を満たせば処方箋不要で販売できる。胃腸薬やアレルギー薬など種類は幅広い。同社はこの制度を使った「セルフケア薬局」を池袋や飯田橋などに出店しており、西国分寺店が4店目となる。ベンチャー支援を手掛けるJR東日本の子会社と組み、オンラインによる事前の問診表の記入や混雑状況の表示によりスムーズに薬を受け取れるようにする。新型コロナの感染リスクを恐れて医療機関を受診したくない人も多く、同社は利便性の高い駅ナカへの出店を決めた。

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