遠隔診療、途上国導入へ 芦屋の医療ベンチャー


集中治療の専門医らでつくる医療ベンチャーのT-ICU(兵庫県芦屋市)が、独自の遠隔診療システムを活用した海外での医療支援に乗り出す。今夏にも、東南アジアやアフリカなどの発展途上国でサービス提供を予定。全世界で新型コロナウイルスへの対応が続く中、神戸市と連携して実績を重ねてきた治療モデルを輸出し、感染症対策の医療体制整備に貢献する。(横田良平)同社は2016年創設で、集中治療の専門医と認定看護師が在籍。重症患者を担当する病院の集中治療室(ICU)と専門医らをネットワークでつなぎ、電子カルテや心拍、呼吸などの情報を共有して治療を遠隔支援するシステムを構築し、24時間態勢で相談に応じている。

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