大阪のコロナ重症センターが完成、12月中旬から運用へ


大阪府の新型コロナウイルス感染症の重症患者向け臨時施設「大阪コロナ重症センター」(大阪市住吉区)が30日、完成した。今後、スタッフの研修と必要な看護師の確保を進め、12月中旬から30床の運用開始を目指す。府立病院機構が運営する大阪急性期・総合医療センターの敷地に設置したプレハブ施設で、全床に人工呼吸器を備える。将来的に60床まで増やす方針。緊急事態宣言発令時に使用する想定だったが、病床不足の懸念が高まっていることから、府は総合医療センターの一部と位置付けることで、医療法上の特例ですぐに運用できることをすでに国に確認している。必要な看護師が不足しており、吉村洋文知事は「ICU(集中治療室)なので技術もいるが、協力をいただける方は手を挙げてほしい」と呼びかけている。

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