検診・予防接種… 必要な情報をLINE通知へ 千葉市


千葉市は、市が持つ個々の住民データに基づいて必要と推測した行政情報をLINEで送る「プッシュ型通知」のサービスを始める。福祉を必要とする人ほど時間に余裕がないことが多く、制度にたどり着けないという問題の改善が目的。こうしたサービスは全国的にも珍しいという。市によると、予防接種や各種手当を受けていないケースを分析すると、「忘れていた」「どうすればいいか調べられなかった」「相談に行く時間がない」という意見が多かった。このような状況を改善するために、市が計画しているのが「あなたにお知らせサービス(仮称)」。市民は事前に利用を申請する。そのうえで、LINEの市公式アカウントを友だち登録しておくと、年齢や家族構成など住民基本台帳に基づくデータから、個々に最適な情報が自動分析でスマートフォンなどに通知される仕組みだ。通知対象として予定している制度は、がん検診、各種予防接種、児童扶養手当、障害・難病児童やひとり親家庭の支援などに関する23業務。問い合わせや検索をしなくても済むように、手続き方法などを知らせる。サービスは来年1月からの開始を予定している。(重政紀元)

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