広島の歓楽街に県が臨時診療所 コロナ対策、12日から毎週月曜


新型コロナウイルス対策で、広島県は12日から毎週月曜の午後4〜8時、臨時診療所を広島市中区の新天地公園内の集会所に開く。中四国地方一の歓楽街、流川・薬研堀地区の飲食店で働く人たちが受診、検査しやすい環境を整え、感染拡大を防ぐ狙い。8日、内部を報道各社に公開した。主に接待を伴う飲食店の従業員を対象とする。熱やせき、喉の痛み、だるさなどの症状がある場合に、予約して受診する仕組みだ。PCR検査は、医師による診断で必要と判断された場合に唾液で実施する。翌日に結果が分かるまでは自宅待機を求められる。初診料は自己負担3割の場合で860円が必要で、検査費用は県が負担する。内部は一方通行で、問診や診療、検体採取のブースを個別に設け、スタッフとの間はプラスチックの板で仕切る。医師1人と看護師2人が常駐し、1時間で10人を診察できるという。視察した湯崎英彦知事は「体調が悪い時は受診する習慣を身に付けてほしい」と呼び掛けた。開設は12月末までの予定。祝日の11月23日は1日ずらし、翌24日に開く。予約センターTel080(9937)0003=祝日を除く月〜金曜の午前10時〜午後3時。(宮野史康)【関連記事】

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