コロナの知識 楽しく学んで 動画を日赤県支部と北陸大生制作


日赤県支部と北陸大(金沢市)の医療系の学生有志が協力し、新型コロナウイルスについての知識や予防法を紹介する動画を制作した。若い視聴者向けに、学生ならではのアイデアを生かした親しみやすくポップな仕上がりで、楽しみながら基本的な知識を学ぶことができる。 (高橋雪花)動画は十三分十六秒あり、学生が同大の小宮智義准教授(ウイルス学)に「新型コロナとは何か」「PCR検査と抗体検査は何が違うのか」「ワクチンはいつできるのか」などをインタビューする内容。正しい手洗い方法の実演もあり、和気あいあいとした雰囲気が漂う。感染予防のため、日赤県支部が作る動画の第三弾となる。企画や制作に携わったのは、同支部の広報などを手伝う学生ボランティア団体「北陸大学生赤十字奉仕団」。メンバーに、新型コロナの検査を手掛ける臨床検査技師などを目指す学生が多いことから、同支部が声を掛けた。新型コロナの影響で自粛を余儀なくされていた奉仕団にとって、活動は半年ぶり。インタビュー相手を選び、一般の人が知りたいと思われる質問を考えた。学生がジャンプした瞬間に場面が切り替わるなど、動画には遊び心が満載。同支部総務係長で、動画を編集した山口孝之さん(36)は「学生からは自分たちだけでは思い付かないようなアイデアも出てきた」と話す。参加した学生は「コロナと共生するために意識を改めるきっかけになった」「実習で学んだ手洗い法を広められて良かった」と話す。奉仕団部長を務める医療技術学科三年の谷口あかりさん(21)は「新型コロナについて知識があいまいな人が多いと思うので、動画を通して正しい知識を身に付けてほしい」と呼び掛けている。動画は日赤県支部ホームページ=QRコード=から視聴できる。関連キーワード

石川

関連記事

ページ上部へ戻る