体操やレク「要介護」予防 魚津・経田に通所型施設


住民ら主体 地域交流拠点にも 魚津市の経田地区振興協議会は一日、廃止された市経田福祉センター(同市浜経田)の建物を利用した通所型介護予防施設「経田コミュニティカフェ潮風」を開所した。毎週三回、住民らのボランティアが主体となる「通所型サービスB」を市内で初めて提供する。誰でも利用できる地域交流拠点施設としても活用する。 (松本芳孝)「通所型サービスB」は、要支援者、要支援者相当の高齢者ら対象者が要介護になるのを予防するため、住民が主体となって提供する運動指導やレクリエーション、食事などのサービス。運営に必要な資格などはないという。センターが二〇一九年度限りで廃止となり、協議会などが建物の利活用策を検討していた。カフェは当初、七月にオープン予定だったが、コロナ禍で三カ月間、開所が延びた。現地での開所式では野村博会長(68)が「経田を少しでも元気にするカフェとなるよう、皆さんに協力をお願いしたい」と利用者やボランティアスタッフらにあいさつ。テープカットをした。式後、市地域包括支援センターの保健師がカフェ内でいすに座ったままできる筋力トレーニング「いきいき百歳体操」を指導した。体操に参加した浦城美枝さん(84)は「家に一人でおっても何もできん。皆で集まれるカフェができて良かった」と話した。野村会長によると、カフェは毎週月、木、土曜の午前十時〜午後二時に開く。地区のボランティアら約三十人で運営する。午前は介護予防体操や筋力トレーニング、昼食を挟み、午後は認知症予防のための塗り絵や折り紙、簡単な手芸、ゲームなどをする。対象者の利用料は昼食付きの全日利用が七百円、午前は二百円、午後は百円。関連キーワード

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