団体は出張PCRも 福岡の財団、検診車活用


企業の健康診断などを手がける医療情報健康財団(福岡市博多区)は3日から、検診車を活用した新型コロナウイルスのPCR検査事業を始める。希望者は原則誰でも受けられ、団体で申し込む場合は出張での検査も受け付ける。発熱や息苦しさなどの症状がない場合、検査を受けられるのは一部の医療機関に限られており、検査の機会を広げようと考案した。感染していないか不安な人や、海外出張などで検査が必要な人の利用を想定しているという。検査希望者と他の人との接触による感染防止のため、検体採取には財団保有の検診車を使用。個人の場合は財団近くで実施し、20人以上なら出張検査も受け付ける(近県まで、要相談)。医師の問診ののち唾液(だえき)を採取し、結果はメールで数日以内に届く。陽性の場合は保健所に対応を引き継ぐ。要予約で費用は税込み2万2千円。石川潔理事長は「検査を受けたくても受けられないという声が多く寄せられてきた。不安を解消する一助になれば」と話している。問い合わせは財団(092・272・3530)へ。

関連記事

ページ上部へ戻る